受付にて
香典は通夜か告別式に持参し、受付に渡します。
受付で、「このたびはご愁傷様です」などお悔やみの言葉を述べ、差し出します。ふくさから不祝儀袋を取り出し、手早くふくさをたたみ、その上に不祝儀袋を乗せて差し出します。
通夜と告別式の両方に参列する場合は、決まりはありませんが、通夜のときに持参するほうが自然でしょう。すでに通夜に持参したときは、告別式に重ねて持参する必要はなく、この場合、告別式では記帳だけします。
受付がない場合は、喪主やご遺族、運営責任者などに、お悔やみを述べながら直接渡します。持っていくときは、ふくさに包み、不祝儀袋を正しく向けて差し出します。
香典には新札は使わないとされていますが、もし新札を使用する場合は、折り目をつけてから包むとよいでしょう。
金額は、故人との関係や、社会的な立場によって異なります。金額で迷うなら、同じような立場の人に相談しましょう。
香典金額の目安
お付き合いの程度にもよりますが、自分の気持ちを表すという考え方からすれば、お金よりいたわりの心が大切です。香典は親しい付き合いでなければ、気持ちだけ包むようにして、場合によっては控えてもよいでしょう。
香典を出さなくても、真心でご焼香だけさせていただく場合もありますし、告別式には参加しないで、出棺のときだけお見送りすることもできます。
年代別・宛先別香典1回あたりの支払い額
宛先別香典1回あたりの支払額
この表は、あくまでも平均的な基準です。参考にしていただいて、お気持ちをプラスして考えていただくとよいと思います。ただし、喪家が恐縮してしまうような金額はNGです。常識的な範囲の金額を包むようにしてください。
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